野球と映画とモバイルなどを楽しみ、おまけで仕事を精進していく日々を綴っていきます・・・


by u-number9
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カテゴリ:書籍( 12 )

地球幼年期の終わり

地球幼年期の終わり (創元推理文庫) (文庫)
アーサー・C. クラーク

(ストーリー)
二十世紀後半、地球大国間の愚劣きわまる宇宙開発競争のさなか、突如として未知の大宇宙船団が地球に降下してきた。彼らは他の太陽系からきた超人で、地球人とは比較にならぬほどの高度の知能と能力を備えた全能者であった。彼らは地球を全面的に管理し、ここに理想社会が出現した。しかしこの全能者の真意は……? SF史上不朽の名作

SF映画や小説が好きですが、アーサーCクラークのような
巨匠の作品は「乾きの海」を途中までしか読んだことがありませんでした。
映画では「2001年宇宙の旅」「2010年宇宙の旅」くらいでしょうか。

1950年代に発表されたこの作品、
いまでこそ唖然とする内容ではありませんが
それでもそのテーマや想像力は他の追随を許さないような
壮大さを感じさせ、その文章は実に文学的です。

一見上記のストーリーだけでは、宇宙人と遭遇するありがちな
典型的なファーストコンタクトものを想像しますが
このファーストコンタクトからの人類の150年を
強烈な皮肉と人類への愛情を盛り込んで描く
宇宙の壮大さと人類の進化の行き先は小説の帯に記載されているように
読者を「茫然自失」させます。

エンターテイメントとしても十分通じるものだと
思いますが、映画化されていないようですね。
宗教的な影響も大きいし、困難かもしれません。

SFファンには一読をお勧めいたします。
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by u-number9 | 2008-04-13 20:13 | 書籍
チーム・バチスタの栄光 宝島社 海堂 尊

(あらすじ)
東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。 (アマゾンより)

いや、面白かったです。
と言っても、ミステリとしての面白さではなく
その設定と荒唐無稽のキャラクタらが魅力的でした。
映画化も納得ですね。

万年講師の田口、厚生労働省のロジックモンスター・白鳥・・
いずれも非常に個性的で魅力的。この小説のヒットは
まさしくこれらのキャラクターによるものです。

ストーリーについては、設定こそユニークですが
ミステリーとしてのトリックや謎解き要素は少ない印象。
最後まで、犯人を絞り込んだキッカケは釈然としません。
医学ミステリの形態をとっていますが、内容はそこに
フォーカスされていないキャラものといえるのではないでしょうか。

個人的にはあまり続編を作るのは反対ですねえ。
もったいない感じはしますが、似たような設定ばかりで
魅力が半減しそうです。
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by u-number9 | 2008-02-12 22:07 | 書籍

セル(上)(下)

スティーヴン・キング/著 白石朗/訳

その着信を取ってはならない、愛する人に会いたければ――携帯(セル)使えば怪物に。未曾有の絶望が人類を襲う!

穏やかな陽射しが落ちる秋の一日、ボストン午後3時3分。世界は地獄へと姿を変えた。《パルス》。そのとき携帯電話を使用していたすべての人々が、一瞬にして怪物へと変貌したのだ。残虐極まる行為もいとわず、犠牲を求め続ける凶悪な存在に――。目前で突然繰り広げられる惨劇、街中に溢れる恐怖。クレイは茫然としていた。いったい何が? 別居中の妻と息子は? 巨匠の会心作、開幕!(新潮文庫)

昔はモダン・ホラーの帝王なんてよくわからない
形容をされ、マニアにしか知られていませんでしたが、
いまや押しも押されぬ有名作家(笑)
それも著作のほとんどは映画化されるという人気者。

緻密で独特の人物描写とその想像力、エンディングの
カタルシス!!。。。他の追随を許しません。

今回は久しぶりにキング作品を読みましたが
いつもと少し違う印象です。なんと行っても静かに
淡々と進む作風ですが、最初からエンジン全開。
阿鼻叫喚の世界となります。
かなりハイテンションな作品と言えます。

謎解き、どんでん返しといった工夫はありませんが
楽しめる作品ではないでしょうか。
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by u-number9 | 2007-12-05 22:06 | 書籍

ダンテ・クラブ

ダンテ・クラブ 【 新潮社 】 マシュー・パール 著 鈴木恵 訳

内容(「BOOK」データベースより)
1865年。南北戦争の傷痕も生々しいボストンとケンブリッジで、猟奇殺人が続発する。犯行の手口が表わす意味に気づいたのは“ダンテ・クラブ”―詩人ロングフェローを中心とする文壇の重鎮たちだけだった。『神曲』初のアメリカ版翻訳を終えようとする彼らに挑むかのように、犯人は『地獄篇』に描かれた劫罰を模していたのだ。誰も知らないはずの作品の模倣犯―自分たちへの嫌疑はもとより、さらなる凶行の可能性、ダンテのアメリカにおける未来に危機感を抱いたクラブのメンバーたちは象牙の塔を飛び出し、知力を結集して巷間に犯人を追う。

実在した文豪たちを多数の事実を元に
フィクションとしてまとめた知識はすばらしものです。
何と言っても著者のM・パールはハーバード大の英文科を主席で
卒業したというのは伊達ではありません。

そもそも、こういった設定は完全に私好みです。
しかし・・・
歴史モノ、エンターテイメントとしてもイマイチです。

というのも、上品すぎて異様な世界感を表現しきれておらず
また話のテンポも悪く、著者がストーリーテラーとして成熟していない
ような気がします。

惜しいなあという印象です。
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by u-number9 | 2007-08-06 22:36 | 書籍
鬼才トマス・ハリスの最新作、「ハンニバル・ライジング」が
発売されました。私は即購入!(笑)

レッド・ドラゴン(Red Dragon、1981)
羊たちの沈黙(The Silence of the Lambs、1988)
ハンニバル(Hannibal、1999)

天才犯罪者ハンニバル・レクターを世に生み出し、
サイコホラーというジャンルだけでくくれない
プラスアルファを持つ小説家です。

もっとも有名な羊たちの沈黙よりも、個人的には
3作目のハンニバルが好きです。
とくに、小説は映画版とは桁違いに衝撃的な内容となっており、
度肝を抜かれます。

そしてついに、4作目
ハンニバル・ライジング (Hannibal Rising、2006) が発売となりました。

我、いかにして怪物となりしか。
1941年、リトアニア。ナチスは乾坤一擲のバルバロッサ作戦を開始し、レクター一家も居城から狩猟ロッジへと避難する。彼らは3年半生き延びたものの、優勢に転じたソ連軍とドイツ軍の戦闘に巻き込まれて両親は死亡。残された12歳のハンニバルと妹ミーシャの哀しみも癒えぬその夜、ロッジを襲ったのは飢えた対独協力者の一味だった……。ついに明かされる、稀代の怪物の生成過程!(新潮社HPより)

いやーじっくり読もう。とても楽しみです。
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by u-number9 | 2007-03-29 20:14 | 書籍

グーグルを極めよう

「グーグル完全活用本」

久しぶりに文庫本を購入しました(笑)。

グーグルはプライベートでも仕事でも使っていますが、
使い方は、かなり適当でした。
この本の数ページを読んだだけで、思わず
「へーー、知らなかった」と唸りました。

記憶力、分析力、応用力が無い私ですから
情報検索能力くらいは向上させたいです(笑)。
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by u-number9 | 2007-01-18 21:37 | 書籍

お勧めの漫画

恥ずかしながら、いい年をして未だに漫画を読んでいます(笑)。

高校野球の監督が主役で独特な選手育成と戦略で甲子園を目指す
「ラストイニング」と
闘争本能の塊のような主人公が揺れる剛速球でメジャーを席巻する
「なんと孫六」は、いまでも単行本を買って読んでいます。

そんな私が最近どっぷりハマッテしまった漫画があります。
「シャカリキ!」曽田正人 という作品です。
坂の町で育った自転車好きの主人公が、高校の自転車部に入部。自身の生命を削るような壮絶なヒルクライム(山登り)を武器に、日本のロードレース界に旋風を起こすというストーリー。

文庫版で売っているのを見て、購入したのがきっかけ。
主人公の狂気のような情熱とレースの白熱さ、脇役たちの魅力に
はまって次々に買ってしまいました。既刊の1-6巻まで
揃えてしまったのですが、漫画のラストとなるツールド沖縄という
レース大会の最後が読みたくてたまらず、文庫版7巻の発売の12月を
待てないので、愛蔵版として既に発売されている7巻を探して、
本屋のはしご(笑)。
結局、4件目の新宿の紀伊国屋で発見!

7巻は話のラストに相応しい、最高のレースと素晴らしいエンディングでした。
学生のころ、バスケット漫画の最高峰ともいえる「スラムダンク」で感動しましたが、それに匹敵するほどの漫画ではないでしょうか。

是非お勧めです。
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by u-number9 | 2006-11-18 19:55 | 書籍

日本沈没 第二部

日本沈没第二部

現在映画でも公開されている「日本沈没」ですが
原作を読まれたことがある人はご存知かと
思いますが、小説は第一部完と結んでいます。

小松左京氏は日本の地殻変動が発見されてから、
沈没するまでを第一部で、沈没後の
世界各地での日本人の漂流と苦難を
描いた第二部を当初のから構想していた
そうです。

今日本屋に行ったら、その第二部
「日本沈没 第二部」がハードカバーで
発売していました。ついつい購入してしまいました(笑)。

原作の第一部はちょうど私が生まれた昭和48年に
発表されたので、33年前になります。
33年ぶりの日本沈没続編、映画のような
軟派な(?)ものではないのは明白です。
じっくり読もうと思います!!
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by u-number9 | 2006-08-12 21:00 | 書籍
小説を読みました。
映画にもなった「ボーン・コレクター」の作者の
ジェフリー・ディーヴァーの最新作で
四肢が麻痺した寝たきりの天才科学捜査官
リンカーン・ライムシリーズ第4弾、「イリュージョニスト」。

ストーリーとしては、一流のマジックテクニックを
駆使して殺人を繰り返す「魔術師」の正体と目的を
暴くために、おなじみの科学捜査専門家リンカーン・ライムと
相棒の鑑識課警官アメリア・サックスが活躍!
というシンプルなものです(笑)

さすがに、「ボーン・コレクター」のインパクトに比べると
「コフィン・ダンサー」「エンプティ・チェア」「ストーン・モンキー」と
マンネリが進んでいる感は否めず、ディーヴァーの話のパターン
(どんでん返しの連続)は読めてくるようになってました。

もちろん、シリーズ特有の世界観などが膨らんで
きてはいますが、この手の小説は馴れてしまう読者との
戦いになるのでしょう。作者も大変です。

とはいえ、今回は良い意味で「どんでん返し」があり、
読後もスッキリとするでしょう。

まずはこのシリーズを知らない方は、
「ボーン・コレクター」を読んでください。
デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジェリーで映画化された
モノとは雲泥の面白さです。
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by u-number9 | 2006-02-26 20:02 | 書籍
小中学校の時にミステリー小説を読みあさりました。
典型的なパターンですが、

江戸川乱歩(少年向け)シリーズ;明智小五郎
→アルセーヌ・ルパンシリーズ
→シャーロック・ホームズシリーズ
→横溝正史シリーズ;金田一耕助
→ヴァン・ダインシリーズ;ファイロ・ヴァンス

と変遷しました(笑)。それ以降はミステリーは
単発で読んだことはありますが、シリーズものに
はまった記憶はありません。

しかし、先月に京極夏彦の「姑獲鳥の夏」(うぶめのなつ)を読み、
いまはその2作目、「魍魎の匣」(もうりょうのはこ)をl読んでいます。
京極堂こと「中禅寺秋彦」シリーズにはまりつつあります。

京極堂という古本屋の店主で、「拝み屋」という陰陽師という顔を持つ
中禅寺秋彦が、奇怪な事件を解決していくというミステリです。
タイトル通り、事件が妖怪に例えられています。

正直、横溝正史のように怪奇と殺人事件が見事に
融合され、金田一耕助というキャラクターを見事に確立した
のにはまだまだ及ばないという印象。

通常のミステリとは一線を画そうという
意図があるかもしれませんが、ちょっと反則というかトリッキーな
感じがします。また、個性的なキャラクターを多数配置し、
印象的な台詞を吐かせています。

世界観は嫌いではないので、もう少し読み込んでみたいと思います。
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by u-number9 | 2005-10-23 21:08 | 書籍