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by u-number9
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一人ぼっち(ライブドア)の軍隊←わかるかな?

企業価値の維持で決断 (産経新聞050224より)

ニッポン放送が新株予約権という新たな手法でフジテレビの完全子会社となる選択をしたのは、「企業価値の維持」と「マスコミとして担う高い公共性の確保」(亀渕昭信社長)のためだ。

 通常は株主が変わっても会社の価値が大きく変わることは少ない。しかし、亀渕社長は「ライブドアが親会社になった場合はフジサンケイグループからの支援がなくなり、企業価値が下がる」と説明する。

 ニッポン放送は、子会社であるポニーキャニオンとの音楽・映像事業やフジテレビと組んだイベント事業などを展開し、その収益にはフジサンケイグループの総合力が大きな貢献をしている。「こうしたイベント事業のほとんどはフジサンケイグループの共催や主催。それらがなくなるだけでも大変なダメージだ」(亀渕社長)という。

 また、公共性の確保という観点も今回の決断のポイントだ。亀渕社長は「ライブドアによる当社株式の大量取得の手法は、透明性と公平性を確保すべしという公開買い付け規制の趣旨に明確に違反すると考えており、このような手段を躊躇(ちゅうちょ)なく用いるライブドアが、当社の支配株主となることは、マスコミとして担う公共性と両立しないと判断した」と話す。

 今回のフジサンケイグループの対抗策は、あくまでも企業防衛が目的で、仮に株式公開買い付け(TOB)が不調に終わった場合でも予約権行使により、ニッポン放送の株式の過半数を握ることができる万全の体制を目指したといえる。

 三月二日に設定されたTOBの期限を待たず、今回の決定を行ったことに対し、ライブドア側は予約権の発行差し止めの仮処分を申請する可能性が強いが、フジテレビの日枝久会長は「われわれは受けて立ちます。司法の場で、(ライブドアによるニッポン放送株の取得方法などを含め)全体として判断されるだろう。それを問いたい」としている。

******************
ライブドア堀江社長のニッポン放送株取得問題ですが、泥仕合の
ようになってきました。
個人的には、堀江社長を応援したくなります。
子供の意見のようですが、大きな既存勢力に向かっていくの姿は、
凄いなあと思うわけです。政治家や経団連のお偉いさん方にも
叩かれて孤立無援で戦っているわけですから。(笑)

もちろん、堀江社長のような手法を肯定するわけではないので、
そのへんはご理解を。

上記の記事に対していくつか疑問があります。

「企業価値の維持」・・・
今後、サンケイグループとライブドアが手を組んで
新たなメディア産業や、新規事業を起こせば、価値が維持されるどころか
上がる可能性だってあるはずです。

そこのリスク-ベネフィットを見積もったかが非常に怪しい。
単にライブドアなんて、と馬鹿にしている雰囲気があります。
この業務提携をよく検討しないのは、一般投資家を無視していることにも
なるのでは?単にダダッ子が「あの人は嫌い!」って叫んでいるみたいです。

「マスコミとして担う高い公共性の確保」・・・
じゃあ、現状でどのような公共性を担っているの?
また、それを確保するためにどんなことをやっているの?
また、産経新聞は新規株予約券の大量発行という
非常にグレーな手法の是非を言及していないし、
ニッポン放送自体、躊躇せずにこんな手法をつかっているでは
ないですか(笑)。マスコミ失格でしょ。
さらに、フジは、視聴率偏重で害悪となるような番組を
垂れ流しにはしていないのか?

ニュース番組を放送さえすれば、公共性を担っているの?
っていいたくなります。

まずは、ニッポン放送・フジ-ライブドアでよく意見交換をして
経営上の提携をできるかを検討して下さい。
そしてお互い妥協点を見出して、落しどころを見つけていくのが、
本当の経営者ではないでしょうかね。
by u-number9 | 2005-02-24 12:44 | ニュース