野球と映画とモバイルなどを楽しみ、おまけで仕事を精進していく日々を綴っていきます・・・


by u-number9
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最後の魔球?ジャイロボール騒動

レッドソックスに移籍した松坂投手の一挙手一投足が注目
されています。これは仕方がないのですが、驚いたのが
アメリカのメディアも巻き込んだジャイロボール騒動。

アメリカでは最後の変化球と呼ばれた「SFF」
(スプリットフィンガードファストボール)以来の
変化球ということで注目されています。
*SFF:握りの浅いスピードのあるフォーク

この騒動で気に入らないのが、メディア・野球評論家揃って
ジャイロボールの説明がバラバラなこと。
特に専門家であるべき、評論家(元プロOB)が適当なことを
言っているのには閉口します。

私がジャイロボールを知ったのは、7年くらい前でしょうか
元ダイエーのトレーナーをしていた手塚氏が提唱していたと思います。

簡単にいえば、右ピッチャーで言えば
「進行方向に対して、反時計回りでピストルの弾のように回転して進むボール
であって、縫い目の正対方法でフォーシームジャイロ(対称ジャイロ)と
ツーシームジャイロ(非対称ジャイロ)の2種類がある」

そして
「フォーシームジャイロは初速と終速差が少なく、バッターの感覚よりも
早くホームに到達する」
「ツーシームジャイロはその逆で初速と終速差が大きく、バッターの感覚よりも
遅くホームに到達する」
というものです。

私は当時フォーシームジャイロしか知らず、またボールの伸びが
良いと勘違いしていましたが、実際は普通の直球よりも20cmほど到達点が
下がっていることが証明されているようです。
(ようするに、スピードは落ちないが通常のストレートより沈んでいるということ)
ツーシームジャイロに至っては43cmも沈むとのこと。
また、回転軸が傾くことで当然スライダーのようにさまざまな変化をします。
(ジャイロボールについて、詳しくはこちら参照)

一般的にはオーバースローやスリークオーターの投手では
手首の返し方からいって、投げるのは困難らしく
サイドスローやアンダースローの投手が投げやすいそうです。
松坂投手の場合はカットボールのすっぽ抜けの映像が
このジャイロボールと間違えられているのではないでしょうか。

いずれにしても、これを意識して投げるのは非常に困難ですし
野球の変化球は定義もあいまい、投げた本人の主張が優先されます。
(例:高津投手の自称シンカーは、元阪急の山田投手は「抜いたボールだから
シンカーではなく、チェンジアップだ」と話しています)

そんなわけで、ジャイロボールはまさに理論上のボールかなと思います。
でも、野球も科学的になりましたね。
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by u-number9 | 2007-03-09 18:51 | プロ野球