野球と映画とモバイルなどを楽しみ、おまけで仕事を精進していく日々を綴っていきます・・・


by u-number9
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古田選手打撃論(2)

いままでバットマンが語る打撃論は
打つ形が主な内容でした。ボールの待ち方、捉え方、
運び方です。ごくたまにねらい球の絞り方を語っていました。
打者というのは、受け身であるためか形にこだわるみたいですね。

しかし、古田捕手は
「打撃を極論すればカウントです。
打者有利のカウントを作れるように、初球から打つ
積極性、甘い球を見逃さない確実性(集中力)を
維持することが重要」 と言っています。

これは、実に捕手的な考察です。
いわゆる打者有利のカウント0-1,0-2,0-3
1-2,1-3では打率が高く、2-0,2-1という
投手有利カウントでは打率が下がるというのは一般的です。
たとえば、2004年前半セリーグ全選手のカウント別データを
みると(野球小僧テクニカルNO2参照)、
投手有利カウントでは.326-.667であり、
打者有利カウントでは.155-.176となってます。

古田選手はこれを逆に打撃に活かそうという
訳です。確かに理論自体に具体性は
ありませんが、打ちやすいカウントを作るという発想が
非常に珍しいといえます。

彼の理論を読みとれば、
(1)常に初球から積極的に打ちにいく姿勢をみせる
    ↓
(2)相手バッテリーに簡単に初球でストライクを
  とらせないようにする
    ↓
(3)打者有利のカウントをつくる
    ↓
(4)打者有利カウントの中で、いいスイングをする

この流れを連鎖させていくことが重要なのでしょう。

ニューヨークヤンキースの松井選手などはあまり初球から
打っていくことはありませんが、そのようなバッターであっても
甘い球を投げたらホームランがある、とバッテリーは
注意するでしょう。。。となると、必然に投手有利のカウントが
作られるのかもしれません。優れたバッターはバッテリーが
恐れる技術もしくはパワーが打者有利のカウントを作り、
さらに打って結果を出す。。。この連鎖を繰り返す。。。
(コロンブスの卵的かもしれませんが。。。)

古田選手の打撃論、続きます。。

***********************

*なぜ、打者有利なカウントで打てるのか?

TVでは栗山さんが、伸び伸びフルスイングできるためと話してました。
これに関しては私見ですが、間違いではないですが本質ではないと思います。

打者有利カウントで打者の打率が高いということは、狙い球もしくは
甘い球を打ったという単なる結果ではないでしょうか。すなわち、打者有利な
カウントは追い込まれる前であるため、狙い球と外れたり、厳しい球であれば
ムリに打ちません。打者有利なカウントでの高打率は狙い球(甘い球)を
打った結果であって、『打てる』とは意味が違います。

一方、投手有利カウントは狙い球や球の良し悪しに関わらず
打たなければいけません。なぜなら、追い込まれているので見送り
三振などがあるからです。

とはいえ、打者有利カウントで積極的に何度も打ちに行く事は
狙い球や甘い球に出会う確率が高いわけです。2-1までじっくり
球を見ていて、最後の1球に甘い球が来る確率よりも
0-1、0-2、1-2、1-3のパターンで4回打ちに行く方が、
狙い球や甘い球に出会う確率は間違いなく高いでしょう。

そういう意味では、まさしく集中力をもって初球から打ちに
行く姿勢を維持することは、いいバッターの条件かもしれません。
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by u-number9 | 2005-04-25 22:22 | プロ野球